富山は、全国の中でも「家が広い地域」と言われています。
実際に、一戸あたりの延床面積は全国でもトップクラスです。
広い家に住むこと。
それは長く、この地域におけるひとつの“豊かさの形”でした。
けれど今、その価値観は少しずつ変わり始めています。
部屋の数が増えるほど、使わない空間も増えていく。
広さがあることで、かえって暮らしが散らかることもある。
そして、空き家が増えている現実。
「広さ」は本当に必要なのか?
そんな問いが、静かに生まれてきています。
そこで選ばれはじめているのが、木の家です。
木の家は、広さで勝負する住宅ではありません。
素材の質感や空気のやわらかさ、時間とともに変化していく表情。
そういった“目に見えない豊かさ”に価値を置く住まいです。
限られた空間の中で、何を大切にするのか。
それを丁寧に選び取っていくことで、暮らしの密度はむしろ高まっていきます。
広い家から、質の高い家へ。
富山の家づくりは、いま少しずつその方向へと動き始めているのかもしれません。